81) サクラの国、日本。

サクラはバラ科のサクラ属の中の一群をいいます。日本のサクラには約10種(ヤマザクラ・オオヤマザクラ・カスミザクラ・マメザクラ・ミヤマザクラ・チョウジザクラ・カンヒザクラ・エドヒガン・オオシマザクラ)の野生種があり、自然的な交配や人為的な交配によりつくられた栽培品種が300種以上あるといわれています。
日本古来のサクラは地域で異なり、開花時期もバラバラでした。しかし、生育が早く、同時期に一斉に花開き、一斉に花散るソメイヨシノは見る人に華やかな印象を与え、近代的な街並みを美しく彩るのに都合がよかったのでしょう。
次々にソメイヨシノが植えられ続け、ヤマザクラやエドヒガンの名所だった上野や向島もソメイヨシノに入れ替わってしまいました。
現在、日本の桜の70%はソメイヨシノだろうといわれています。
さまざまな素晴らしい桜が日本にあることをもっともっと知ってほしいし、その地域の風土に合ったサクラを観賞し、大切に育てていこうではありませんか。
日本はサクラの国、日本人の心の花はサクラなのですから。

●新宿御苑では約65種、1300本のサクラが植えられています。一週間ごとに盛りのサクラが変わり、表情が変わります。
是非、体感してみてください。

※フェイスブック「ジャパネスク」でも、「日本人の心の花、サクラ」について掲載しています。こちらも是非、ご覧ください。

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