90) 共に生きる「ともいき」、それは日本人のこころ。それは、ジャパネスク。

われわれの祖先は、人間の側から一方的に「自然」を見るのではなく、人間も「自然の一部」であり、生かされて生きているという観念のもと、直線的な時間の中だけではなく、自然の大きな回帰循環する時間の中で生きるということを「生活の知恵・暮らしの知恵」としてきました。
特に、季節、二十四節気の移ろいを五感、そして第六感で微細に体感してきました。つまり、毎日の生活のごく、ごく身近に、いつも自然があり、自然と一緒に呼吸していたのでしょう。(現在の都市生活者の、コンクリートとガラスと鉄に囲まれた生活からは想像しにくいでしょう。
特に、季節、二十四節気の移ろいを五感、そして第六感で微細に体感してきました。つまり、毎日の生活のごく、ごく身近に、いつも自然があり、自然と一緒に呼吸していたのでしょう。(現在の都市生活者の、コンクリートとガラスと鉄に囲まれた生活からは想像しにくいでしょう。)
自然の厳しさ、恐ろしさと自然のやさしさ、豊かさ(恵み)という日本独特の風土にも影響されながら、この「生活の知恵・暮らしの知恵」と体験を蓄積して発達してきたのが、共に生きる「ともいき」という自然観、生命観であり、祖先が先達が育て、培ってきた「日本人のこころ」のありようです。
しかし、残念なことに、この大切な「日本人のこころ」を失いつつある人が多くいます。もう一度、この「日本人のこころ(ジャパネスク)」を認識し、自覚し、誇りを持って、われわれの心の中に、取り戻そうではありませんか。
私は、この「ジャパネスク」について、倦まず。弛まず、これからも主張していきます。

勝田祥三(NPO PTPL理事長)

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