126) 新元号「令和」。

4月1日(月)はエイプリルフール。しかし、日本人の関心は「新元号」の発表に集中、テレビではこの関連ニュースばかりです。(新元号は「令和」、5月1日の午前0時より施行されます。)
1868年(慶応4年)9月、新政府は年号を「慶応」から「明治」に改元し、以後ひとりの天皇にひとつの元号をあてる「一世一元」の制度を定めました。
今年4月30日に今上陛下がご退位し、上皇になられ、5月1日に皇太子殿下が新天皇陛下に即位されるので、5月1日より「令和元年」となります。
この「令和」の出典は現存する最古の和歌集「万葉集」からで、中国の古典ではなく、確認できる限り初めて日本の古典より引用されました。
「万葉集」は古代から奈良時代までの4500首余の和歌が、身分の隔てなく採録されています。作者は天皇・貴族から名もなき農民・防人まで多彩で詩歌集に女性や庶民の作品まで採られているのは、世界でも例がありません。
「万葉集」の第5巻「観梅の歌」32首の序文から引用して「令和」がつくられました。
日本独自の元号は645年の「大化」から始まり「令和」は248番目の元号です。
これから暫くの間は。この話題で持ちきりでしょう!!
※現在、世界中で独自の元号を使用しているのは日本だけですが、もちろん、世界共通の西暦と併用しています。
日本の文化と伝統を守る意味でも、これからも元号は大切にしたいものです。

企画・制作・運営 : NPO PLANT A TREE PLANT LOVE © 2004-2016 PLANT A TREE, INC.