⑭フェリックス・ベアト(イギリス)

 日本女性の美しさに対する外国人の表かは昔から高いものでした。
フェリックス・ベアト(イギリス)は写真家で、クリミア戦争を取材した写真の展覧会をロンドンで開いて成功をおさめた人です。
日本には1863年(文久3)頃来て、横浜に写真館を開業、鎌倉や富士山など各地に撮影旅行をしました。
それらの写真は『幕末日本の風景と人びと』という写真集にまとめられ、写真の解説はジェームズ・ウイリアム・マレー(イギリス)がして、こう書いています。
どこの国へ行っても、異国人の目にもっとも興味深く映るのは、女性の姿であろう。
東洋では、特にこの感が強いが、なかでも目に映る姿も行儀作法も、日本の女性ほど涼やかな印象を与える女性のいる国は、世界中のどこにもないことに気づく。

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