99) 私はそう信じています。

 自然に対する畏怖畏敬は、私たち日本人のDNAともいえる心情です。
自然への畏敬と感謝、それが私たちの自然に対する見方や感じ方の根幹であるといえます。私たち日本人は自然との限りない調和を求めて、自然に随い、敬いながら暮らしを営んできました。私たちは自然界の一員として、自然の働きに応じて生きてきたのです。そして自然のうちなるものとして、全ての生命のつながりを重んじてきたのです。
私たちは、現在この国土に培われた、自然に対する畏怖や感謝の念を、現代都市に暮らしながら見失おうとしています。過密化する都市からは、自然が消滅しようとしています。美しく豊かな日本の森や川も開発され、荒廃してしまったところが少なくありません。私たちは、人間の側から自然を見るのではなく、自然の大きな回帰循環する時間の中で生きるということを「生活の知恵」としてきました。
現代社会において、改めて、自然を畏れ敬い、安全で豊かな生活を支える環境をつくり上げるところに、真の意味における『人と自然の「ともいき」』を基本とする、国土の再生と文化の発展があるに違いありません。
私はそう信じています。

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日本が段々と近づいてきます。

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