46) 「もののあわれ」ジャパネスク。

近づく冬の足音が微かに聞こえてくる時季。
日本人に最も共通する感情、「もののあわれ」(人生の機微や、いのちのはかなさなどに触れた時に感じるしみじみとした情趣)を特に感じる時季になりました。
春に生命が生き生きと活発になり、躍動し、夏にそれは充分に成長し、秋にそれが最後の実りを迎え、そして衰えていく、そして冬に死に至りますが、それはまた春に生命が芽生えていく準備期間でもあります。(回帰循環する自然のリズムです。)
晩秋の紅葉、黄葉の枯れ落葉を見て感じる、いのちのはかなさ。
春、真っ盛りの命の躍動感ではなく、これは悲しさ、愛おしさ、そしてしみじみとした感情です
秋は生命の何たるかを最も深く感受させられる時季、「もののあわれ」を特に感じます。

・末枯(うらがれ) ・秋寂び(あきさぶ) ・晩秋(ばんしゅう) ・行く秋
・秋の果て     ・冬隣(ふゆどなり) ・火恋し(ひこいし)

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