119) 「ジャパネスク語り」No6「想像してみましょう。日本列島弧の誕生を」の補完としてお読みください。

約260万年前から地球は氷河時代を呼ばれる寒冷な時期が続きました。今より10度以上も気温の低い時期が繰り返し襲ってきました。
北方では地表が氷河に覆われ、日本周辺の海面はいまより100m以上も低く、日本列島は大陸と地続きでした。
しかし、日本列島は氷河時代にも厚い氷に覆われることもなく、草原には多様な植物が茂っており、大型動物も地続きの大陸から渡ってきました。それらの動物を追って来た人々が数万年前から日本列島に住み着くようになったのです。
約1万数千年前に氷河時代が終わると、海水面は上昇し、大陸から分離(「ジャパネスク語り・No6」参照) して、今の日本列島弧の姿が現れました。気温が上昇し、暖流が勢力を増して日本海に流れ込んだので、針葉樹が多かった日本列島に広葉樹が増え、やがて山々がさらに豊かな植物採集の場になりました。
気候の変化に伴い、大型動物は絶滅し、変わって中・小型動物が増えました。海水面の上昇により海が内陸まで深く入り込み豊かな海の幸をもたらしたのです。
気象面ではこのような劇的変化があり、No6の地勢的な大変動もあり、そして日本列島弧が誕生したのです。想像してみてください!! 日本列島弧の誕生を!!

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